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2025-02-23

天に昇るは大きな鯉と元気いっぱい男の子!

 みなさんごきげんよう。フィッシングクラブFish Eaterのショッカーです。

世間では真冬の2月で寒い日が続いてますが、僕みたいに風邪などひかず元気に毎日を過ごせてますか?

↑2023年冬、北風の中で釣りして風邪ひいて以来、鯉とはご無沙汰。

こちら、早くも夏の一大同人イベント「コミックマーケット」のサークル参加申し込みを済ませた所です。

もう毛(儲け)が無い=坊主とわかってても毎回出展を申し込む所が、真夏の渓流釣りと似てるかな?(苦笑)

↑妖怪・「岩魚坊主」(鳥取県境港市)

一方で秋から冬は寒いのとイベント盛りだくさんなのであまり釣りには行かないけど、代わりに秋から春にかけて渓流釣りのシーズンオフにはアウトドアの凧揚げイベントに時々顔を出しています。


↑糸巻きに釣りのリールを使ったり、凧のパーツに釣具を使ったり

ところで凧揚げ大会や伝統的な凧の展示会では、時々淡水魚「鯉」が描かれた凧を目にします。

↑江戸凧

↑モデルは東海地方の「ぶか凧」か?

しかもそれらの多くは、「金太郎」さんなど少年キャラが大きな鯉を捕まえる姿を題材にしている様です。

↑茨城県の「龍ヶ崎とんび凧」

↑「湯沢凧」(秋田県湯沢市の展覧会にて)

それにしても、なぜ金太郎なのか?なぜ鯉?なのか。僕自身、詳しい理由を知りません。

でも、昔から男の子の成長を願う「端午の節句」に合わせて凧揚げイベントが企画されてきたのは事実。

↑埼玉県春日部市庄和の「大凧あげ祭り」は毎年5月に江戸川河川敷で開催

また鯉は内陸の川でも結構大きく成長するから、太古の昔より一匹で家族全員が幸せになれる貴重な食材だったのでしょう。

だから歌にもなった金太郎さんの「獲ったど~!」ポーズは元気な男の子を象徴するモチーフとしてもってコイだったのかも?!

↑静岡県の「駿河(するが)凧」

↑千葉県の「袖(そで)凧」

↑モデルは東海地方の「相良凧」と思われる。

そんなわけで、金太郎さんみたいに少年時代に大物キャッチしたかったなぁ。たぶん人生変わったかも。

実はせっかくウォーターランドの「ナナマルスッポリネット」を買ったのに、ここ数年ホコリかぶってます。(苦笑)

↑坊主の凧いろいろ

それでは、皆さんも春になったら良い釣りを!(ショッカー)


2022-04-05

君は生き延びることができるか?パート2 (Can you survive? Part2)

 釣り場で見かけた怖い看板いろいろ、写真がたまってきたので再びBlogでご紹介。

↑モンスターが出没する様な場所で釣りたくないなぁ。

“The River is your friend.”

↑ここではあそばない!!

“Do not play here.”

↑あぶない!! ここであそばない!

“DANGER!! Do not play here!”

↑川でカッパを見た事ないがたまに見かける監視員

“DANGER!! Do not play here!”

↑身勝手な釣り人への怒りが限界まで溜まったせいか、ここ10年でマジで釣り人立ち入り禁止になった漁港の多いこと…(泣)

“DANGER!!” “Keep out.” “Never!!” 

↑霞ヶ浦の恐竜「カッシー」と「カッシーラ」

“Garbage disposal prohibition”

↑霞ヶ浦の近くでで撮影。モデルは常磐線か?

“20000 volts”

それでは、また!

“See you later!”



2021-07-19

2021年初夏「湿原のブルック・ランド」(『フライフィッシング教書』より)

 ショッカーです。2020年奥日光湯川では釣りシーズン中戦場ヶ原の木道が工事中だったのですが、2021年7月現在、木道の工事がほぼ完了。まだ小瀧より下流の一部区間は通行止めで迂回路だったりしますが、2020年の初夏に比べてだいぶ歩きやすくなっていました。

↑2021年、ハイキングコースの看板

そんなわけで2021年5月から7月にかけて何度か湯川を訪れたのでご紹介。

↑2021年、赤沼付近の木道が開通

●湯滝駐車場~小滝

湯滝よりちょっと下流では平日雨の日に出かけても釣場で釣り人に遭遇。(熊よりはいいか…)

小瀧~小田代橋間の川沿いの道が通行止めなせいか、有料の湯滝駐車場から入る釣人が集中して人口密度が高い印象。

↑小瀧から先は森の中の迂回路に

ただし湯滝~小瀧間では珍しく今まで一度も坊主になった事がなかったので、釣人の間で人気なのかも。

↑湯滝の滝壺やそのすぐ下流の浅い流れでも釣れている

↑苔むした倒木に隠れて釣る。まるで映画『もののけ姫』の世界みたい。

↑♪知るは森の精、もののけたちだけ~(周囲に誰も居ない場所でオカリナ吹いちゃった)


↑上流の湯ノ湖生まれのホンマスが湯滝下流にも流れてきていた
それと、なぜか小瀧より上流じゃ外道のアブラハヤを見かけなかった。

↑小瀧。(写真は2019年撮影)ここより下流にはアブラハヤが居る…

●赤沼茶屋~青木橋すぐ上流

相変わらず砂底でゆったりした流れで、水音は殆ど聞こえず代わりに野鳥の鳴き声が。


↑湯川らしい風景。初めて見た人は「まるで外国の川みたい」だとか…

6月に訪れた時は、名著『フライフィッシング教書』の釣行記の通り、アカゲラ(キツツキの仲間)が木を叩く例の「タラララララ」の音が聞けた。去年亡くなった共著者の故・田渕義雄さんが偲ばれる。

赤沼茶屋から入ってすぐのポイントでライズしていたブルックを獲った。

↑対岸でライズしてる魚の中に茶色のイワナっぽい奴が…

↑背後の遊歩道をハイカーが通るので「ロールキャスト」で。チビでも狙って釣れりゃ嬉しい

だがしかし、砂底の渓流は相変わらずアブラハヤクリークだった。

↑アブラハヤ釣って虚しい遊漁料

ちなみに6月は戦場ヶ原のワタスゲの穂やズミの白い花、7月下旬からはホザキシモツケのピンクの花が綺麗。野鳥や花を楽しみに訪れるハイカーも多い。天気がよけりゃ坊主っても何故か許せちゃう、そんな川だ。

↑ホザキシモツケ(見ごろは7月下旬)

それと、木道復旧で金曜日恒例の小学校の遠足も復活。珍しさもあって釣り師は注目の的だが正直やかましい。

でも、いつかあいつらの中の誰かが、憧れと期待を胸に釣竿を抱えて再び戦場ヶ原を訪れる事を期待しよう。その時までここの豊かな自然とブルックトラウトが残されている事を願うよ。

↑戦場ヶ原と男体山

↑観光客「魚いるの?」 オレ「橋の下に居るよ!」

↑青木橋の真下のライズ、獲ったど~

●2021年シーズン前半を過ぎた7月時点で、赤沼茶屋より下流はまだ行ってません…

2021年シーズン後半に釣れたらレポートするかも。

それでは、皆さんごきげんよう。


2020-06-13

「カーティス・クリークは何処にあるのか?」(『フライフィッシング教書』より)

ショッカーです。2020年6月現在、関東地方北部ではCOVID-19感染症流行がだいぶ落ち着いて来たので、いよいよ県境を越えて釣りに行って来ました。(結社のアジトでは5月中ずっと他県への行楽禁止令が…)

2020年6月10日の猛暑日、午前中の用事が早く終わったので栃木県日光市の高原へ避暑も兼ねて釣り&観光の下見に。

奥日光の湯川は、戦場ヶ原のハイキングコースから釣りができる素敵な所。観光客も多いので毎年平日に休暇をとって訪れます。

湯川はキャッチ&リリースのルアー&フライ管理釣り場で、ターゲットは自然繁殖のカワマス(Brook trout)。今年1月に亡くなられた故・田渕義雄さんが故・シェリダン・アンダーソン氏との共著『フライフィッシング教書』の中で「わがカーティス・クリークのほとりで」の部に湯川を紹介していました。

↑赤沼付近の湯川

今回は午後から下流側の「赤沼茶屋」より入渓。茶屋で購入の午後券は一日券より500円安いのでイブニング(いわゆる夕まずめ)狙いで助かります。

他の渓流と違い、湿原地帯の流れは冷たく緩やか。水音は殆ど聞こえず代わりに終日カッコウなど鳥の声をBGMにマス釣り。これぞ日本のカーティス・クリーク!

川岸ではちょうど湿原に咲く「ズミ」の花が散り始め、水面一面には白い花びらが浮かび幻想的な風景。

↑岸辺に生えるズミの木

 ↑ズミの花

流れる花びら達の間に魚の気配。フライを投げたら早速ヒット…
↑#16のフライに辛うじて掛かった「アブラハヤ」
(小魚だけど好奇心旺盛で困っちゃう…)

その後も出会った魚はアブラハヤばっか。
何と憧れの「カーティス・クリーク」が今やアブラハヤクリークと化していたではないか?!

水中に魚が見えたので#14のニンフ(沈む水中用フライ)でウキ釣りしたら当り。
小振りのカワマスがヒットしたかと思いきや…

↑巨大アブラハヤ(推定12cm以上)
こんな発育の良い奴はそれまで見た事もなかった。1979年発行の教書にはアブラハヤ大繁殖については書かれていなかったけど、40年以上の歳月を経て湯川の環境が変わってしまったのでしょうか?

ターゲットが釣れなくて気分はブルーだけど、高原の空の青さと戦場ヶ原の景色は爽やか。



↑男体山(なんたいさん)
↑戦場ヶ原

  ↑湿原を埋め尽くす「ワタスゲ」達の白い帽子

けっきょくマスの顔を拝めないまま時刻は午後4時過ぎ。いつもはハイキングコースを青木橋まで歩いて引き返すパターンなのですが、今年は途中で木道の修繕のために通行止め。時間も遅いし、河岸の草木を踏みつけムリに通行するのはやめました。


↑2020年6月現在、ハイキングコースは途中で通行止め

夕方茶屋の近くのプールでまた釣糸を垂れたが、「その日、イブニング・ライズはプアーなものだった。」(フライフィッシング教書風に)

散発するライズ(魚が水面で虫を食う行動)を狙うも正体は明らかにアブラハヤ。
「#10のフライにかからないような魚はもともとフックにはかけないほうがいい……」(フライフィッシング教書に登場した北海道のYさん風に)

↑帰る前に「赤沼茶屋」の自販機で「ドクターペッパー」を買って休憩。 (茶屋の写真は2018年6月撮影。このドリンクも教書同様にロングセラーですね)
それでは、みなさんごきげんよう。